おしらせ
人気洋食店 盛よしの挑戦
長野県松本市で47年前から愛され続ける”民芸レストラン 盛よし”とは
目次
長野県松本市にて地元の多くのファンから愛され続ける人気洋食店「民芸レストラン 盛よし」が、12月1日(金)、東京1号店を府中に展開する。
松本市や長野市とどこか似ていて、親和性がある府中という街で盛よしの新たな挑戦がはじまる。
1.民芸レストラン 盛よしとは
創業者の須沢盛義さんは、子どもの頃から洋食店を開くことを夢見ており、昭和54年(1979年)4月に、現在の店舗の2階にお店を開業。
自身の名前と若者にお腹いっぱい美味しい洋食を食べてほしいという想いを掛け合わせて、店名を「盛よし」としたのが始まり。
開業から3年後、1階に店舗を移し、以来同じ場所で47年間洋食店を営んでいた。
店内は松本の伝統工芸品である「松本民芸家具」や、安曇野市出身のステンドグラス作家のランプシェイドが飾られている。
盛義さんのこだわりがぎゅっと詰まった、ノスタルジックな空間。
創業から今日まで、松本で洋食を食べると言ったら「盛よし」と言われるくらい多くのファンから愛されていた盛よし。
平日休日問わず、オープン前から行列ができるほどの賑わいであった。
観光客の方も多く、県外の常連客も見受けられまさしく“松本のシンボル”の一つであったと言えるだろう。
惜しまれつつの閉店。感謝弁当を販売
松本市内の超人気店であった盛よし。
そんな中、元々持病を抱えていた盛義さんの病症が悪化、2022年8月頃から店に立つことができなくなっていた。
その後、盛義さんの意志を継ぎ、店を受け継いだ娘の忍さんも今年3月に病に倒れ(翌月に急逝されている)、今年2023年3月に惜しまれつつも閉店する。
突然の閉店を余儀なくされたが、閉店の際、シェフを務めていた長谷川良昭さんが、盛よしを長年愛してくれたお客様に感謝を伝えたいと、残った食材が終わるまでの3日間、「感謝弁当」と題して1日限定100個の弁当を販売。
販売当日は朝8時頃から400人を超えるファンが押し寄せた。
中には40年以上店に通った常連の方も来店され、涙ながらに最後の盛よしの味を噛み締めたそう。
ほとんどのファンは「感謝弁当」を手にすることができなかったが、そんな盛よしを長年愛してくれたファンに最後のメッセージを送ったのが、盛義さんの孫で、忍さんの息子である洸一郎くんであった。
「いつか祖父や母が人生をかけて守ってきた店を復活させたい」
とファンに向けて感謝のメッセージと共に涙ながらに話した。
奇跡の復活。再出発へ
それから3ヶ月後の6月1日。
長野県在住の当社の社員が、盛よしの店舗が貸に出されているのを見つけた。
元々盛よしのファンであった社員はチームで話し合い、創業者の盛義さんを尋ね、盛よしを事業継承し、「もう一度盛よしの味を復活させたい」と復活プロジェクトを企画。
その際、スローガンとして掲げたのは、
「完全復活」。
これまで盛よしで長年働いてきた、シェフ2名も再登板。孫の洸一郎くんとその弟の広人くん、さらに元々盛よしの大ファンであった3名のスタッフも新たに加わり、盛義さんの協力のもと復活へと向けて動き出した。
今は亡き、忍さんの生前の想い
実は、このonion(Ognon)という名前は、盛義さんの娘で、洸一郎くんの母である忍さんが、盛義さんから店を受け継いだときに付けたかった名前だったそう。
“玉ねぎの断面の輪のように、人が集まり輪になっていくような店を作りたい”
忍さんの願いを受け継ぎ、盛義さんと忍さん、そしてオニオン新聞社の想いを重ね、店名は「民芸レストラン盛よし by onion」として再出発を迎えた。
クラウドファンディングを実施
盛よしを復活させるにあたり、クラウドファンディングを実施。
公開から終了まで約2週間と短い期間の中、目標30万に対して
3,549,500円(端数は支援者からの追加支援額の為)支援人数559人 支援数598件達成率1183% にて終了。
リワードには盛よしで使える500円のお食事券や、盛よしファンのデザイナーが松本らしさを全面に生かしたデザインを施した手ぬぐいとトートバック。
沢山の支援者の方の手元に届いたことは間違いないだろう。
本オープンに先駆けてプレオープンを実施。復活弁当を販売
本オープンに先駆けて、8月2(水)〜6日(日)までの期間中、完全予約制でプレオープンを実施。
7日(月)には、盛よし復活を題した“復活(カツ)弁当”限定100個を12:00〜販売。
盛よしの味を愛してやまない多くのファンが、連日訪れて大盛況に。
「変わらない味」「懐かしい思い出の場所」「復活してくれてありがとう」
そんな言葉が店内を飛び交っていた。
8月18日にはグランドオープンを迎え、以来1日200名ほどのお客様が県内外問わず、足を運ぶお店へと再出発を果たした。
2.昔も今も、変わらず愛され続ける盛よしの味
盛よしのメニューは、ハンバーグ、エビフライ、カニコロッケ、トンカツなど、どれも昔から日本人に愛されてきた定番の洋食。
そして、店名にもなっている「盛よし」、つまり“盛りがいい”のが特徴。
席に運ばれてくる料理のボリューム感には圧倒される。
もちろん味の面でも、創業者の盛義さんのこだわりを受け継ぐ。
ハンバーグに使うデミグラスソースは、様々な食材を1週間以上煮込み、丁寧に裏漉しした手間暇をかけた一品。
そんなデミグラスソースがたっぷりかかったハンバーグを、熱々に熱した鉄板にのせて提供する。
現在でもその製法は変わっておらず、40年以上盛よしの厨房を支えたシェフの長谷川さんが丹精込めて作り続けている。
復活を知り、TVの前で大泣きしました(笑)
子供の頃からの思い出がいっぱいある、このお店が大好きです。
友人にすすめられて、初めて来ました。お腹いっぱいでとっても美味しかったです!
松本の思い出の夕食になりました。
盛よしに久々に来て、変わらない味を懐かしく思いました。
変わらず美味しかったです。必ずまた来ます。
復活ありがとう!!小さい頃から親に連れて来てもらっていた
懐かしいお店。うれしいの一言です。
高校の頃から通ってたお店が、なんと復活!
東京から飛んで来ちゃいました。また帰省のタイミングで来ます!
何度も通った思い出の味。
懐かしくて、美味しくて、幸せな気持ちになりました。
20年前、2人で来た思い出の味
今日は娘と息子を連れて来ました。盛よし最高です!
盛よしの為に帰省しました。
帰省の一番の目的は盛よしです!
お店の皆さんも、食べてる人もみんな笑顔。
これからも長く続いてくれることを願っています。
3.盛よしの新たな挑戦。
盛よしの味を府中で。
この度、私たちは府中に、盛よし初となる2号店を出店します。
私たち長野県民にとって府中という街は、長野県から東京に向かう際の“玄関口”
であり、人生の中で一度は訪れたことのある思い出の地です。
街も、欅並木など自然と都市とが調和し、多摩川の水系から恵みを得て、武蔵の国の守り神と言われるほど歴史が深く、松本市や長野市とどこか似ている街だと思っており、盛よしとも親和性があると考えています。
そんな“府中のシンボル”と言われるような洋食店に成長していきたいと府中盛よしの立ち上げに挑戦するメンバーは、
盛よしの大ファンで、盛よしが「思い出の味」と語るメンバーです。
松本の盛よしで修行を積み、府中の皆様に松本で愛された味を是非味わって欲しいと意気込んでおります。
そして、ゆくゆくは私たちが提供する味が、府中の皆様の「思い出の味」となれるよう精一杯頑張ります。
スタッフ一同
[店舗概要]
民芸レストラン 盛よし by onion 府中
住所:東京都府中市府中町1-3-6 ぷらりと京王府中 東1階
電話番号:042-404-2809
定休日:ぷらりと京王府中の定休⽇に準ずる
アクセス:府中駅より徒歩1分
公式ホームページ:https://fuchu.moriyoshi.net
盛よし復活、おめでとうございます!
松本に来る時はいつも寄っています。